沖縄旅行記

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   ただいま ! "\(^O^)/"
   も〜〜〜っ、よかった !!
   沖縄は別天地だよ。
   俺の中では、沖縄は外国という意識で
   それはその通りでした。

   <2/10>
   朝 6:30の飛行機に乗るのに 4:30に出たけどギリギリでした。
   石垣空港まで3時間半。
   高校の修学旅行のとき初めて乗った以来の飛行機でした。
   朝早いんでまだ暗く、
   今度は空からちょっとだけ「光る海ほたる」が見えました。
   これで3連覇達成です。
   実際に走って見て、海から見て、空から見て、です。

   沖縄地方は初夏の陽気です。
   桜が咲いてます。
   かなり赤い、つつじくらいの色の花びらの桜です。

   この日は何を見るでもなく、ブラブラしてようかなと思ってたところ
   空港から乗ったタクシーの運ちゃんにタクシー観光を勧められ、
   3時間ぐらいで1万円と高いんだけどお願いしました。
   結果的にはお願いしてよかった。
   驚きの連続です。

   小高い山に登って景色を一望しても
   やっぱり海は青い。
   飛行機からも見てたけど、
   何でこんな色になるの?ってくらい色鮮やか。

   次に鍾乳洞に行って、石筍の種類と数に圧倒された。
   山口県の秋芳洞を見たときの衝撃に匹敵し、
   やっぱり、鍾乳洞が好きになった原点の秋芳洞を
   もう一度見たいと思いました。

   石垣島最高の観光名所、川平湾に行って、
   ここで初めて海岸に下りたわけで、
   本当に海?というのが正直な印象です。
   渓流か、湖か、
   それしかきれいな水って見ないよね。
   だから水をなめてみました。
   ちゃんと、しょっぱいです。
   湘南の海って青いよなー
   といつも見てたけど、そんな青さじゃないもんね。
   青系、緑系のパステル色、
   濃い青、濃い緑、黄緑のかき氷を海にしたようです。
   底が見える船に乗って海に繰り出しました。
   海の色の種類には、その理由があることを知りました。
   魚がちっとも逃げないんですよ。
   もちろん熱帯魚です。
   お店で売ってる熱帯魚しか見たことないじゃない。
   あれはウソだね。これが本当。
   こんな海に住んでるから
   熱帯魚の色鮮やかさも、相乗効果で増すってもんだよ。
   食用の植物と観賞用の植物があるように、
   食用の魚と観賞用の魚があるんだなとしみじみ思いました。

   あとは自生してるマングローブを見て、
   さとうきびのジュースを飲んで終わり。
   そんなに甘くなくてちょっとクセがあるんです。
   この味に何か身に憶えがあります。

   千葉ナンバーの車を見ました。
   千葉から日本で1番遠いこの地で我が地元の車を見るとは・・・

   <2/11>
   隣の島、竹富島で1日すごしました。
   牛車の観光車に乗ってすぐ近くを1周。
   大人22人を乗せて牛は重そうでした。
   1人50キロとしても全体で1トン強です。
   力持ちなんですね。
   あとはあっちへプラプラ、こっちへプラプラです。
   海もきれい、砂浜もきれい。星砂もありました。
   砂浜には”普通”に1Cmぐらいの貝がいました。
   竹富の海には波がありません。
   つくづく海だっていう気がわきません。
   さんご礁が波を打ち消してしまうんですね。

   この石垣島と竹富島で、
   八重山そばとゴーやチャンプルと泡盛、
   名前がわかんないけど沖縄の雑炊を食べました。
   泡盛はウィスキーに近いです。

   石垣島には「我那覇さん」が3〜4軒ありました。
   我那覇美奈は石垣出身って言ってたから
   この中のどれかか?
   (勘違いで後日、奄美大島だと判明)

   この2島で、「飛べないのではないか鳥」をよく見かけました。
   逃げるのに際し、飛ばないで走って草むらに隠れるんです。

   <2/12〜16>
   沖縄本土に着いて、12〜13日はレンタカーで、
   14日はバスとタクシーで、15〜16日は歩きで、
   観光地・跡地をめぐりました。

   私がめぐった沖縄本土の下3分の1は
   横須賀か、港北・多摩・千葉等のニュータウンのようでした。
   嘉手納・読谷・宜野湾あたりの米軍も、
   数こそ違えど、厚木や横田基地で見なれてるし、
   そこを何度も仕事で入ってるわけだし
   特に驚きはなかった。
   それより、どこに行っても米軍の住宅は
   色・形が同じなんだなと思いました。

   本土での驚きは、昔の城跡と死生観(道教の影響)と戦地跡。

   沖縄の城は、
   日本本土の城と違って中国風だなと感じました。
   城を「グスク」と読むようです。
   だから、キロロの玉城千春も金城綾乃も、
   本来は「たまぐすく」「かねぐすく」だと思います。
   「玉」「金」が実際の人の姓ではないかと思います。
   かなり中国の影響を受けてる土地なので、
   (中国の属国だから)
   琉球王朝の歴代の姓も中国姓ですし、
   沖縄には5大中国姓があるそうです。

   お墓がバカデカイんです。
   亀甲墓というのですが、
   エジプトのピラミッドと考え方が近いです。
   死んだら墓の中に3年ほど安置し、
   すっかり身がなくなったら、その骨を海に行って洗って清めて、
   夫婦そろって1つの骨壷に入るんです。
   もし、3年経たずに新たに死んだ人が出たら、
   前に墓に入れた人のまだ残ってる身をはぎとり、
   海で洗って骨壷に収めてから新たな人を安置する。
   これが昔のやり方の「風葬」です。
   でも、条件をクリアして許可を得れば今でもやるそうです。
   今でも変わらないでやっていることは、
   まっとうに生きて死んだ人でないと、
   たとえば自殺とか事故死とかした人は、
   墓には入れられないそうです。

   戦地跡はゾッとしました。
   いたるところがたくさんの人が死んだ戦地跡です。
   あちこちめぐった城跡も戦場跡です。
   米軍が構えてたり、日本軍が構えてたり。
   山城はたいがい高射砲があったようです。
   首里城跡は日本陸軍の拠点であったし、
   首里周辺の小高いところは軍関係の跡地が多いいです。
   沖縄戦において、ドイツ部隊が本島南部の
   玉城村あたりを守備してたなんて知りませんでした。

   霊感は強くないけど、なくはないんで
   沖縄の人たちがどのように死んでいったかを
   あちこちで見聞き読みしたこともあって
   途中の野戦病院壕跡で体がおかしくなりました。
   だいぶ俺の体にとり付いてたのではないかと思います。
   できるかぎり霊魂を静め取り払ったと思うけど・・・


   沖縄は物価が安いです。
   野菜は100円、200円台で買えます。
   沖縄市(那覇市と違うんですよ)で入ったラーメン屋はものすごかった。
   ビックラーメンセットをたのんだら、
   まさしくアメリカ人サイズです。
   2まわりぐらい大きなラーメンの器。
   ケンタッキーよりも2まわりぐらい大きいから揚げが3つ。
   キャベツもわんさか。それと普通の茶碗にご飯1膳。
   それで650円。

   最近の個人住宅はみんなコンクリート造りです。
   アパートもコンクリ。
   こっちで言う木築住宅はありません。
   あるのは昔の沖縄地方の住宅に近いものです。

   沖縄は、日が暮れるのも日が明けるのも遅いです。
   石垣と沖縄本土では、まただいぶ経度も緯度も違うんだけど、
   日が明けるのも暮れるのもだいたい7時頃です。

   各地の観光所で流れる沖縄民謡は
   みんな「♪へんなおじさん」と聞こえます。

   帰りの飛行機はよる8時の那覇発です。
   ここでも驚きがいくつか。

   高度が高いと、月の光も強いようで
   星が5角形に見えるときは見えるように
   月にも光の突起が出るんです。
   かなり大きな突起です。
   太平洋側から房総半島(たぶん大原〜市原あたり)を横切って
   羽田に向かうんだけど、
   車が走ってるのが分かるんですよ。
   千葉上空から見える東京湾が、
   こんなに小さいの?湖みたい、と思いました。
   那覇と千葉の上空は、万点の星空のようにキラキラです。
   でも東京は、光の洪水です。
   そこらじゅうが光なんです。
   羽田に近づいて高度が下がるにつれて、
   黒かった空が白く見えてくるんです。
   それだけ東京は明るいんですね。


   沖縄は民宿が多いいです。
   ほとんどは素泊まりで、相場は2000〜3000円です。
   旅行ガイドの「マップルマガジン沖縄」で探しました。
   やっぱり素泊まりがいいです。
   旅行に行くと、カプセルホテルに泊まることが多いんです。
   一番安いし、時間は自由だし、予約なんていならいし。
   本土も民宿の素泊まりがあるといいんだよな。
   足立区のサンヤ地区であれば、
   日雇い労働者の素泊まりがあるんだけどね。

   どこ行っても旅行者がいますよ。
   団体旅行も、視察旅行も、個人旅行も。
   ちょっと仲良くなったのは
   那覇市で泊まったところで、
   一晩隣同士の部屋になった人たちだけです。
   24、25才の東京から来た二人の男で、
   話しの端々から気分転換か、逃げ出したかったかのようでした。
   急に思い立って沖縄に来たと言ってました。
   1人は冗談なのか、
   「こっちで仕事探して暮らそうかな」と言ってました。

   印象深い人は、中城城跡にある博物館(資料館と言ったほうがいい)
   のおばちゃんです。
   このおばちゃんから沖縄の歴史民族を教わりました。
   亀甲墓についてもこのおばちゃんから聞きました。
   このおばちゃんは近くの老人病院(まだあるんですね)
   にボランティアでよく通ってて、
   いろんな人の話し相手をしてるそうです。
   そんな話だとか、
   この博物館は閑古鳥が鳴いてるようなところで、
   私が行ったときも中が真っ暗でやってないのかな?
   と思うようなところです。
   だから来た人にはマンツーマンで説明してくれるんです。
   そんなようなところだから、来た人にもよるけど、
   いろんな話しをお互いするんですって。
   そんな人達の話も聞きました。

   看護婦(寮母?)から聞いた話で、
   どこに行くにも有り金を腹に入れてて、
   面会もたくさんの人達が来てその人をいたわってたんです。
   でもあるときその有り金と見せてたのは実はただの新聞紙で、
   それがバレたとたん誰も来なくなったとか、
   おばちゃんを相談相手にしてる人の話で、
   宮崎の人で、沖縄の女の子がかわいくて沖縄に移り住んで、
   結婚もしようと思って女の子を宮崎に連れてったら
   「こんなところはイヤだ」と言われて逃げられて、おばちゃんに
   「宮崎に帰って、向こうのほうがもっといい人が現れるよ」
   と言われて、宮崎に戻って結婚して幸せに暮らしてるとか。

   葬儀屋の話しで、
   生前にどんなに名声があっても
   意地の悪い、金に執着して生きてきた人は
   火葬の際に小窓から中を覗くと、
   仁王のように立ち上がってもがき焼かれていくとか。

   そんな話しから
   人が最後まで執着するものは食べ物とお金だとか、
   人にはランク(=徳かな?)があって、
   そのランクに応じた人がまわりに集まるから、
   自分のランクを上げていくことで(自分を磨く)、
   今よりもっといい人が現れるとか、
   そんな話しを長いことしてました。

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