葛飾区教育資料館

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   今日は葛飾区教育資料館に行ってきました。
   隣接する水元小学校で昭和57年の3月まで使われていた
   大正14年に築造した木造校舎を、
   大正当時、というよりは戦前の姿に復元して使用しています。
   都内で大正時期の木造校舎を保存してるのはここだけのようです。
   教科書についての展示が豊富でした。
   戦前のものはもとより、江戸時代以前の、
   寺子屋などでの庶民が読み・書き・算術を学んだ類いだけでなく、
   論語・千字本・四書五経といったものも
   全部そろっているわけではなかったけど、展示してました。

   論語・千字本・四書五経って何かよく分からないけど、
   簡単な説明書きがあって、それを読むとなんとなく分かりました。
   論語-中国の孔子の教えを書いた儒学の本で、
      応神天皇16年に百済の王仁(ワニ)が日本に伝えた。
   千字本-中国の習字の手本で、日本に6世紀頃伝わった。
   四書-中国の宋の時代以後の儒学の本。
     「大学」「中庸」「論語」「孟子」
   五経-儒学の最も基本的な本。
     「易経」「詩経」「書経」「春秋」「礼記」

   資料館の人と少し話をして、
   今の教科書は、本がデカイんだそうです。
   我々の時はA5サイズじゃない?
   もうこの大きさは使ってないんですって。
   それと、ものすごくやさしいらしいです。
   最近の教科書なんて触れる機会がないし、
   自分の頃は何を勉強してたのかなんて忘れてるから
   どのくらいやさしくなったのか分かんないね。
   やさしくなったとは言え、それでも先生は大変なんだそうです。
   知識としては、かなりのものを習得するし、
   なによりも、
   実体験の少ないものを教えることの難しさがあるのだそうです。
   自然科学はもとより、国語の世界であってもです。
   資料館の人は、今の子の感性の貧弱さを嘆いてました。
   教職志望の人は、このことをどうとらえます?

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