自然について



北海道と沖縄はやっぱり別天地!

釧路湿原は、縄文海進による海の跡。湿原といっても、ヨシと木々があるサバンナ風景。たんぽぽの綿毛がいっぱい飛んでる。春の雪のよう。展望台から見ても湿地とは分からない。ふもとを歩いて湿地だと分かる。ぐじょぐじょの地面。釧路川はドロ水?稚魚がたくさん泳いでる。谷地は赤い。泥湿地帯、さすが元海。達古武湖に来ると、すでに淡水化したはずが、磯の香りがする。風が吹くと寒い。吹かなければ心地いい。ヨシ原の湿地より山すその湿地のほうが好き。豊富に涌き出てる。ここはいい石炭・石油ができるよ。知床半島は能登半島のように山の半島。一直線に並んでる火山性の跡。虫の声は夏。セミが鳴いてる。木々は鮮やかな緑。だが風は寒い。尾の長いリスみたいのがいた。

網走川も、釧路川も、こんなに蛇行した川の流れを見れること自体がすごい。東京の目黒川が昔はこんな風に蛇行してたんだよね。

網走にて初めてオホーツク海を見る。きれい、緑色していない、青く澄んだ海。ノミのようにピョンピョン飛ぶ甲虫類がたくさんいた。ここから知床がこんなに見えるんだったら、知床に行けば国後も見えたな。

陽が長い。

稚内でのホテルの夜は、6月になっても気温差で窓が曇ってしまった。厚手のかけ布団と毛布が2枚が用意されている。そういうところなんだな。網走でも、普通の薄い羽毛布団でなくて厚い羽毛布団だった。利尻島は見えても樺太は見えなかった。クヤシイ!45Kmほどの距離なのに。風が強い。日本海は荒れている。オホーツク海はおだやか。この辺の大地の下は砂?

サロベツ原野は、だだっ広いところ。360°見渡せる。海抜5m前後、東西約5.8Km、南北約27Kmの平らな約2万ヘクタールの土地。年間の平均気温が5℃とモスクワ並みの気温で、植物が腐らず積み重なり、フワフワしたやわらかな大地。泥炭地を作っている海抜1700mの尾瀬ヶ原で見られるヒメシャクナゲ・ツルコケモモ等がここで見られる。いかに気候が冷涼で厳しいかが分かる。泥炭は年間に1mm程度づつ積み重なっていく。10cm積もるのにも100年かかる。サロベツは大小の沼が散在する。ほとんど花は咲いていない。

大規模農場はかなり起伏のあるところ。自分一人しかいない。100円で牛乳飲み放題で、これだけ飲んで終わったら申し訳ないと思ってハマナスジャムを買った。めっけもので、添加物の入ってないいい品物だった。牛はちょっと遠く群がっていて、あまり見れない。

日本海沿いを走りながら見るは海の色は、手前2〜3キロぐらいまで緑、向こうは青。湘南の海と同じくらいの緑色。何で海岸沿いは低木しかないの?森林限界?一回切るとなかなか育たない?だからハゲ山が多い?稚内は亜高山帯。網走・釧路も亜高山帯。

植林の歴史が薄いからか、森の色が単色。道央まで戻ってくると、やっぱり道北は植生が違うように思う。道央は肥沃な豊な地だと思う。それに比べて道東・道北は地形から読む気候は、土地の厳しさと脆弱さを感じる。

ハマナスの花もまだ咲いていない。ハマナスは低木だ。赤レンガ広場にあった。

非常に虫が多い。車のフロントが虫だらけになった。こんなのは初めて。

雪がなければ普通の街。

北大農学部付属植物園にもリスみたいのがいた。エゾオカミの剥製があった。つめがあり、三角すいのようにしたすらっと長い鼻筋。普通のオオカミとも違うし、犬ともまた違う。国立博物館のジロと、ここのタロ。普通の犬よりはるかにデカイ。これが樺太犬。

北海道の芝生はほとんどがケンタッキー・ブルーグラス(ナガハグサ)などを主とするいわゆる洋芝で造られる。ケンタッキーは本来、牧草で草丈60cmくらいになるものだが、これを繰り返し刈って軟らかいローンに仕立てるのである。この草は常緑だから冬の雪の下でも緑を保ち、春の雪解けとともに緑が現れる。本州のコウライシバなどの芝生とは違った風景である。光合成に必要な緑がなぜ光を受けにくい(受けない)雪ノ下でも緑のままはなぜだろうか。

小樽港内の海はキタナイ。


引用資料 北大農学部付属植物園

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