長谷川町子美術館

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   長谷川町子美術館に行ってきました。
   ここはもともと、長谷川家が所有する絵画を公開したのが始めであって、
   長谷川町子の作品を集めた美術館ではなかったんですね。
   だから、サザエさん等の作品関係は2コーナーあるだけでした。
   だけど、生い立ちが知れてよかったです。

   長谷川町子のお母さんがすばらしい。
   あれが本当の「保護」です。
   誉めて、受け入れて、子供の希望や夢に尽力を惜しまない。
   そして長谷川町子も、そんなお母さんに全信頼を置いていました。
   長谷川町子のお姉さんとともに、
   2人3脚ならぬ3人4脚で歩きぬいた人生だったようです。
   お母さんが亡くなった6年後の平成4年に
   長谷川町子も亡くなったのですから。

   絵の世界に入るきっかけとなった
   全盛時代の田河水泡(のらくろの作者)に引き合わせたり、
   戦中に地方紙・夕刊フクニチに描いてた「サザエさん」を
   昭和20年代後半の、まだ物のない時期に
   お姉さんと姉妹社を設立して自費出版するのも、
   お母さんの一言や行動力によるものでした。
   この本のおかげで爆発的な人気を得ることになるのだから。

   お母さんが病気した時、よく海に一緒に散歩したのが
   「サザエさん」の登場人物を海にまつわる名前にしたきっかけとのことです。

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