彼氏彼女の事情 最終話
16年後 4月
マンションの一室で目覚める
キッチンに立っている彼
(雪野)「・・・あら まだ起きてたの? あなた」
(浅葉)「ああ・・・ 子供たちに おはようを言ってからやすもうと思って」
(雪野)
わたしは浅葉と再婚した
刑事となった総一郎さんが凶弾にたおれ―――――
互いの哀しみを埋めるために
こうなるのは自然なことだったんです―――・・・・
なんてウッソ―――
(有馬)「生きてる!」
(雪野)
あれから16年の時が流れたけれど
だれもちっとも成長しませんでした
『彼氏彼女の事情』 完。