彼氏彼女の事情 ACT82

蓼科の別荘
(有馬)「―――そう わかった ありがとう」
(宮沢)「誰から?」
(有馬)「一馬くん 芝姫 ニューヨークでばったり 井沢と会ったって
 “有馬怜司”ってひとに 会ったんだって」


勉強をしに 有馬の家に向かう
有馬の家の前で 家を見上げてる人
(宮沢)「おっはよー 総一くん
 おでむかえしてくんなくっていいっていってるのに――――っ」
バシっと叩いた相手は 有馬ではなく

(宮沢)
――って
「父」じゃ――――っっ

でもここまで似てると 思わなかった
そばで見ると 背かっこうも ・・・声も
宮沢の心臓が高鳴る
あれ・・・?
変な気分
まるで 未来の総一くんと会ってるような ・・・・・・・・・

(父親・怜司)「あなたは 総一郎の恋人? あれ?
 ああ やっぱり・・・
 以前に一度 あなたを見かけたことがありますよ」

宮沢の顔に手をとって見ている怜司に対し 顔を赤らめる
玄関のドアが開き 有馬はそんな二人をみて誤解する

(有馬)「雪野さん? なにやってるんだよ」
怜司にうっとりしていた宮沢を怜司から引き離し 宮沢に怒る
宮沢は 大人の色気について 有馬に話する
蚊帳の外の怜司は 有馬にちょっかいを出す
そんな騒がしさに 有馬の父が気になって外に出てくる
冷静に怜司を見つめ 頬を殴る

(父・総司)「今さら なにしにここへ?
 おまえはこの子に会う資格はないよ
 二度とかまうな」
(父親・怜司)「兄貴・・・」
玄関のドアが閉まる

夜の街に出た有馬と宮沢
宮沢は有馬の顔を見ながら 将来の有馬を夢見て うっとりしている
そこに バイクに乗った怜司が現れる
(父親・怜司)「よう ボウズ 東京案内 してくれよ
 オレ おまえのこと 気に入っちゃったんだぁ
 仲良くしようぜ」

(有馬)
ほんの 10日
10日間の それが始まり

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