ふたり(1)

吉田邸と海徳寺のあいだの道
幼い千津子と実加が、婦人と話をしているところから始まる。

北尾家役の杉原邸
父は出張に、実加はピアノ教室へ。

赤レンガ塀前の電柱
ピョン!
「おまえ、グズのくせにそういうところは素早いんだな」
「考えてみたら初めてじゃない?お父さんとこうやって2人だけで歩くの」
「そうだったかな」

岡邸手前の道
「いつもこんな道を通っているのか?」
「あれからねー」

猫のいる階段
「ほう、こんな道があったのか」
「ニャーォン、私ネコだからね。いろんな抜け道知っているよ」

土堂一丁目の陸橋
「この町は、何年暮らしていても、迷路のようだ」

光明寺から見る土堂一丁目の陸橋
「実加も早く帰るんだよ」
「実加、って呼んでくれたね」

赤いお宮
手を合わす婦人と、ピアノ教室へ向かう実加。