第七節 能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰 真実不虚とは、仏の説法に虚妄がないことである。つまりは、うそではないということだ。 「あらゆる苦を取り除くことができ、仏の説法にはうそがないので、般若波羅蜜多の唱えことばを説く。そこで、その唱えことばを説いてみると」となる。